四国電力が11月以降の売電価格を発表
新しい売電価格は7円
四国電力より、10年間の売電期間が終了を迎える方向けの、新たな売電価格が発表されました。
https://www.yonden.co.jp/press/2019/__icsFiles/afieldfile/2019/04/22/pr010.pdf
新価格は7円/kWh。これまで「10円まで下がるのでは?」と予測されていましたが、さらに安い結果となりました。
売電収入が月1万円減る
一般的な4kWの太陽光を設置している方であれば、一年間の売電量が3,080kWh程度。
この3,080kWhに対し1kWhの売電価格が7円になると、家計にどう影響するのでしょう?
今年の11月に売電期間が終了する、売電価格48円の方を例に見てみましょう。
●売電価格=48円/kWhの場合
売電収入:3,080kWh×48円≒14万8000円/年(1万2300円/月)
●売電価格=7円/kWhになると…
売電収入:3,080kWh×7円≒2万2000円/年(1800円/月)
なんと一ヶ月の収入が約1万円も減ってしまいます。1年間にすると約12万円も…。
この差は大きいですね。
蓄電池ならためた電気で電気代を削減できる
そこで役立つのが蓄電池。売電価格が発表され、実際にお問合せも増えています。
蓄電池をつければ、それまでは売電しかできなかった太陽光の電気を、日が暮れてからも使うことができます。
せっかく太陽光をつけたのに、大半の余った電気を7円という安い値段で売るのはもったいない。しかし、日が暮れてからも家で消費できれば、最大で32円/kWh程度の電気代の削減になります。これこそ太陽光の有効活用と言えますね。
電気代割引サービス
また、四国電力では「ためとくサービス」という電気代割引サービスも発表されました。
太陽光の余った電気を四国電力に預けておくことで、その量に応じて電気料金を割り引くという内容です。
一見お得に見えますが、以下に注意が必要です。
- 利用料金が月2700円(年間3万2400円)。
- 預かる電気の量は150kWh分まで。
- 実際に電気を貯めておくわけではないので、停電時に使えない。
- 契約している購入プランによっては、サービスを使えない場合がある。
電気の使用状況や太陽光の発電状況によっては、デメリットの方が大きい場合もあります。
それぞれのご家庭に応じてアドバイス致しますので、ぜひご相談ください。
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